■最終更新日:2026.2.19
コーヒー豆は本当に豆?|9割が勘違いする意外な植物分類
コーヒー豆はコーヒーという植物の豆である…そんな勘違いをしていませんか?
そもそも「豆」とは植物の果実なのか種子なのか?はたまたリンゴのように茎だったりするのか?おそらく多くの方が気にしたこともないのではないでしょうか。
実は、コーヒー豆は「豆」ではありません。
それではコーヒー豆とは何なのでしょう?本記事ではコーヒー豆の正体について、さっくり分かりやすく解説していきたいと思います。

豆とは?
コーヒー豆が何かを考える前に、「豆」とはどんなものを指す言葉なのか考えて行きたいと思います。
そもそも豆とは何でしょう?皆さんは、豆の定義を考えたことがあるでしょうか?
ない人が大半だと思いますがご安心ください。私も本記事を書くにあたり急いで調べました(笑
農林水産省によると、豆とは「植物分類学上、マメ科に属する植物の種子」のことを指すそうです。
該当する植物は、世界におよそ18,000種も存在しています。
参考:農林水産省『豆のこと、もっと知りたい』
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2102/spe1_01.html
コーヒー豆はコーヒーノキになる
もしかしたら、ここから勘違いされている方もいるかも知れません。
「コーヒー」という草や木は存在せず、コーヒーは「コーヒーノキ」という木になります。誤植ではありません、コーヒーノキという木です。
そのネーミングセンスどうにかならなかったのか、という正論すぎる意見は皆さん飲み込んでいただいて、まずは「コーヒー豆はコーヒーノキから採取する」というこの事実を覚えておきましょう。
ちなみにコーヒーノキの英名は当たり前のように「coffee tree」です。

コーヒー豆はコーヒーノキの種子
次にコーヒー豆が植物のどの部位にあたるのかを確認してみます。
コーヒー豆と呼ばれる粒の正体は、コーヒーノキになる赤い果実「コーヒーチェリー」の中にある種子です。
コーヒーの木に咲いた花が受粉すると子房が成長して果実になり、その果実の内部に通常2粒の種子ができます。この2粒の種子こそが、私たちのよく知るコーヒー豆です。
コーヒー豆は種子である…ここまではコーヒー豆が「豆である条件」を満たしています。

しかしコーヒーはマメ科ではない
しかしながら、コーヒーは種子であっても、豆に該当しない決定的な理由があります。それはコーヒーはマメ科ではなく「アカネ科」だという事です。
ここでもう一度「豆の定義」を確認しましょう。豆の定義は「マメ科に属する植物の種子」であることです。コーヒー豆と呼ばれるため勘違いが起こりやすいですが、コーヒーはアカネ科コーヒーノキ属に分類されます。
マメ科の植物は、さやの中に種子をつくる特徴がありますが、コーヒーはその構造を持ちません。見た目が豆に似ていることからコーヒー豆と呼ばれるようになっただけで、分類上はまったく別のグループです。
チョコレートの原料となるカカオ豆も、マメ科ではなくアオイ科、コーヒー同様に豆ではありません。

まとめ|コーヒー豆は植物学的に「豆」ではない
結論、コーヒー豆は植物学的に「豆」ではありません。
コーヒー豆は確かに種子ではあるものの、コーヒー自体がアカネ科に属し、豆の定義である「マメ科の植物」という条件から外れてしまうためです。
私たちがコーヒー豆と呼んでいるその正体は、アカネ科「コーヒーノキ」の果実である「コーヒーチェリー」の中の「種子」です。
私たちはコーヒーノキの種を出し焙煎して飲んでいます。「豆」という呼び名はあくまで見た目に由来する通称で、厳密にはコーヒー豆は豆ではないのです。
最後に豆だけに豆知識だという定番のオチを書くつもりでしたが、豆でないこの話は豆知識たりえないのかもしれません…
ひょんな時、コーヒー豆が、文字通り「話の種」になってくれることを願います。
東京戸張株式会社のWEB担当。
兼業農家に生まれ、家庭菜園と米づくりの経験は20年近くとなる。
副業でミミズを育て売るというかなり特殊な父親に育てられた。
土いじりもパソコンいじりも好き。だが、この世界で最も嫌いなものはきゅうり。













