9割の人が間違える?|イチゴの種はどこにある?よくある勘違いを解説

9割の人が間違える?|イチゴの種はどこにある?よくある勘違いを解説

■最終更新日:2026.2.4

9割の人が間違える?|イチゴの種はどこにある?よくある勘違いを解説

イチゴの表面についている、あの小さな粒々。
「イチゴの種(タネ)」と思って食べている粒ですが、実は「種ではない」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、そうなると新たな疑問が生まれてしまいます。
イチゴの種はいったいどこにあるのでしょう?

実はこの質問、非常に勘違いが起こりやすい、なかなか「イジワルな問い」なのです……

答えはYES?NO?

イチゴは表面の粒々の正体は果実

イチゴの表面の粒々の正体ですが、種子ではなくイチゴの「果実」です。
ミカンで言えば、オレンジ色の皮に包まれた可食部分にあたるという事になります。

一方、私たちが果肉だと思って食べているイチゴ赤い部分は果実ではありません。
「花托(かたく)」と呼ばれる雌しべや雄しべの土台部分が大きく膨らんだもので、分類としては「茎」になります。
ただあまりにも果実に見えるため、ニセモノの果実を意味する「偽果(ぎか)」と呼ばれています。

実は「茎」を食べていました。

イチゴの種はどこにある?

さて、イチゴの表面の粒が種ではなく果実であることは分かりましたが、それではイチゴの種はどこにあるのでしょう?

■ イチゴの種子は果実の中にある

イチゴの種がどこにあるのか、その答えは他の野菜や果物と同様に、果実の中にあります。
つまりあの小さい粒の中に、さらに小さな種がはいっているのです。
イチゴの果実、つまり表面の粒の大きさは一般的に1~2mm程度です。その中に存在するイチゴの種子の大きさはなんと「0.2mm前後」。もはや肉眼では見ることは困難なレベルの大きさです。

種子の大きさ0.2mm…見たことある人はかなりレアです。

「粒々が種」これは正解でもあり間違いでもある

冒頭に「イチゴの表面の粒々が種なのか?」という質問はかなりイジワルだと書きましたが、それは見方によってどちらとも取れてしまうからです。

■ 粒々が種ですか?の答えは「No」

もしイチゴの粒を指定して「この粒は種ですか?」と聞かれたら、答えは「いいえ」であるべきだと思います。このことは他の果物を考えるとわかりやすいと思います。
例えばミカンは実の中に種を内包しますが、ミカンの実を出されたときに「これは種子です」と答える人いないと思います。
たとえ種子が中にはいっていたとしても、やはりそれは果実だと答えるべきでしょう。

■ 種はここですか?と聞かれたら「Yes」

しかしながら、粒をさして「種はここですか?」のような聞かれ方をしたら、答えは「はい」であると言えると思います。
というのも、イチゴの果実である楕円形の粒の大きさはわずか1~2mm、その中の種子の大きさに至っては0.2mmです。ミクロの世界とまでは言いませんが、これほど小さいものを「果実」と「種子」にわけて答えるのは、かなり無理があると思います。

要するに、上の問いでは「粒そのものが種であるか」を問われており、下の問いでは「粒の中(周辺)に種があるのか」を問われていることになります。

なぜ勘違いされやすいのか?

それにしても、なぜイチゴの粒は「種子である」「種子でない」のような勘違いが起きやすいのでしょう?

■見た目が種そのもの

イチゴの粒々が種と勘違いされやすい最大の理由は、やはり見た目です。
他の野菜などの種子によく似ているというだけでなく、食べる赤い部分も果実と誤解されやすい構造をしており、直感的に粒々が種子であると感じるのは極めて自然なことだと思います。

どう見てもこいつらの仲間です

■とにかくサイズが小さい

もうひとつ決定的にややこしくしているのが、果実、種子それぞれのサイズであると言えると思います。
イチゴの果実である表面の粒ですが、そのサイズはわずか1~2mmとても小さく、例えばチアシードなど食品としても目にする種子とあまり大きさが変わりません。
そして種子に至っては、わずかに0.2mm程度の大きさです。ここまで小さいと実際にイチゴの種を目にしたことのある人の方が少ないのではないでしょうか。

粒々を植えたらイチゴは育つの?

表面の粒に種が含まれるのあれば、粒を植えればイチゴは育つのか?というのはとても自然な疑問だと思います。
結論から言えば、イチゴは表面の粒から育ちます。筆者は試したことはありませんが、なんとスーパーなどで売られている市販のイチゴからでも、粒をとって育てれば芽が出てしっかりと育つようです。

実際に市販のイチゴの表面の粒を育て、YouTube動画として公開されている方がいますので紹介させていただきます。

まとめ|イチゴの種はどこにあるのか?

イチゴの種はどこにあるのか?その答えは「表面の粒々の中」にあります。
ただし、注意すべきは表面の粒々は種そのものではないことです。
赤くて甘い部分は果実ではなく実は「茎」。そしてこの粒々こそがイチゴの「果実」であり、他の野菜・果物同様に、果実であるこの粒の中にイチゴの「種」は含まれています。
しかし、イチゴの果実(粒)はとにかく見た目が、一般的に想像する種そのものです。
加えてイチゴの種子は大きさ0.2mm程度と、普段目にできる機会は全くといって言いほどなく、あまりに誤解されやすい植物だと言えます。

さらに余談ですが、イチゴは定義上、果物ではなく「野菜」です。
イチゴが野菜に分類される最大の理由は、草になることです。同じ理由でバナナも野菜という事になります。
調べ始めると不思議な植物の世界…興味を持たれましたら、是非次の記事もお読みください!

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