■最終更新日:2025.12.6
備蓄米はブレンド米から探せ!通販やネット、どこで買える?【12月販売情報】
2025年も12月にはいりましたが「令和の米騒動」は落ち着くことなく、昨月中旬には、スーパーのお米の平均価格が過去最高値を更新したことが報じられました。
日本漢字能力検定協会が発表する「今年の漢字®」にも、2025年は「米」が選ばれるのではないか?と言った意見や予想が多く聞かれます。
そんな中、未だに多くの関心を集めているのが「政府備蓄米」です。多くのお店から姿を消してしまいましたが、結論から言えば、まだ誰でも備蓄米を手に入れることが可能です!

備蓄米は希少な存在に
2025年も年末を迎え、備蓄米を見かける機会はかなり少なくなったのではないでしょうか?
筆者の周辺の量販店でも「不定期入荷」などの貼り紙はあるものの、日常的に目にすることは全くと言っていいほど、なくなりました。
総放出量が81万トンと、もともと限りのあるお米ではあるものの、まだ手に入れることはできるのでしょうか?手に入れらるとしたらどこで購入できるのでしょうか?
備蓄米は、ブレンド米に混ざっている
備蓄米はどこにあるのか、12月現在の結論ですが「ブレンド米に混ざっている、含まれている」ケースが数多く見られます。そのため、純粋な備蓄米を探すより、備蓄米を含んだブレンド米を探す方が圧倒的に見つけやすいと思います。
■なぜブレンド米に備蓄米は使われている?
なぜブレンド米に政府備蓄米が使われているか?についてですが、明確な理由と言うより、推測となってしまいます。
2025年現在のお米市場を見る限り、新米や令和6年度産のお米が価格高騰のため売れ行きが良くなく、在庫が多く残っていることが報じられています。
一方、政府備蓄米は価格の安さから今では競争率の高い商品のひとつだと言えます。
在庫の多く残るお米を、価格に優れる備蓄米を混ぜることでより購入しやすい値段とし、売りさばくことを目的としていると考えるのが一番自然な見方だと思います。
加えて、備蓄米は味に難があると考えている人も多く、そういったイメージを新米と混ぜることで緩和していると考えられます。
■具体的な備蓄米を含んだブレンド米
具体的に備蓄米を含んだブレンド米とはどんなものか、どこに売っているのか気になる方も多いと思いますが、例えば楽天市場で売られる以下の商品が挙げられます。
※12月5日追記
下記2商品ですが、12月4日~11日(予定)の「楽天スーパーSALE」にて、期間中限定価格で販売されています。
楽天スーパーSALEへの出品条件は10%以上の割引ですが、元々が安い価格設定であるため、SALEには出品しておらず、通常商品として値引き販売しています。お探しの際はSALEサーチを使わないようご注意ください。
備蓄米の含まれるブレンド米を見極め方
しかしブレンド米は数多く存在し、そのすべてに政府備蓄米が使われているわけではありません。
というより、備蓄米が使われていないブレンド米の方が圧倒的に多いです。
■備蓄米の表示義務はないため判断が難しい
まずブレンド米において、備蓄米が使われているかを判断するのは非常に難しいです。
なぜなら、ブレンド米に使用されているお米について、表示の義務や統一ルールがなく、「備蓄米と判断できる内容が書かれていることが無い」からです。
多くの場合ブレンド米は、原材料に「複数産地」や「複数年産米」などと書かれており、細かいお米の種類いについては触れられていません。
また、備蓄米は販売開始当時「一年たったら豚のエサ」など、悪いイメージがつけられていたこともあり、明記を避ける傾向にあったことも影響していると思います。
■一番の判断基準は価格
ブレンド米に備蓄米が使われているか確認する一番の目安となるのが「価格」です。
備蓄米が使われているブレンド米は、単一銘柄米(ブランド米)や他のブレンド米と比較しても、価格が明確に安くなっています。もし見かけることがあれば、少し違和感を感じる程度には安いと思います。
もちろんそのお米が別の事情で「特価」で安くなっているという可能性もないわけではありません。
しかし備蓄米を購入する一番の理由は「価格が安い」からだと思います。価格が安く、特に外国産ということも無ければ、たとえそのブレンド米に備蓄米が使われていなくても、多くの人にとって問題はないのではないでしょうか?
■ネットショップで製品情報を確認する
一方で「絶対に備蓄米が使われている」と断定できる場合もあります。それは製品情報に「備蓄米を使っていると書かれている場合」です。
なんだか当たり前のことを言い、さらに前述したことと矛盾しているように感じますが、例外的に多くの情報が提供されている場所があります。それが「ネットショップ」です。
比較的価格の安い、備蓄米の含まれるブレンド米を探すならネットショップが圧倒的にオススメです。
ネットショップはその特性として、実在の店舗のように偶然その店の前を通りかかることはなく、消費者の検索する「備蓄米」のような単語を商品に入れ、消費者を自分のお店へ誘導する必要があります。
また、商品を見られても購入される確率は低く(1~3%程度しか買われない)、より明確な動機付けを消費者に提供する必要があります。
このことから、ネットショップでは商品に関するより多くの情報が提供されています。早い話が備蓄米を使っているのであれば、商品説明の中で「備蓄米を使用している」と明記されているわけです。
特に楽天市場はその傾向が顕著で、前述したブレンド米であれば「令和7年産の新米と備蓄米を組み合わせた新しいブレンド米」であることが、商品の詳細ページに明記されています。

純粋な備蓄米も存在はしている
ブレンド米でない備蓄米もまだ存在はしています。
しかし、入手条件はかなり限られていると言えると思います。以下、2025年現在備蓄米が入手できる可能性のある方法を紹介します。
■セミナー参加(アンケート回答)の特典
特定非営利活動法人ヒューマンケアの主催する『年末年始「緊急 食育セミナー」』にて、アンケート回答者に備蓄米3kgを無償配布することが発表されています。
開催概要として12月24日、1月14日各2回ずつの全4回、参加無料、備蓄米については「食育の取り組みと合わせて18歳未満の子どもに届けることを目的」と記載されています。
詳細な情報は、以下のリンクよりご確認ください。
詳細:PR TIMES「プレスリリース 年末年始「緊急 食育セミナー」開催 ~」
https://mainichi.jp/articles/20251202/pr2/00m/020/011000c
■備蓄米の販売情報を公開しているお店も
12月現在、備蓄米販売の情報を更新し続けているお店もわずかながらあります。
しかし、その数はどんどん減っており、おそらく年内にはゼロになってしまうのではないか?と感じています。
本ブログでも以下の記事にまとめていますので、興味のある方は是非ご確認ください。
まとめ
今年5月の放出開始以来、何かと話題になる備蓄米ですが、「美味しい」「まずい」などさまざまな意見を越えて、大きな価格的な魅力もあり、まだ探している人は大勢います。
備蓄米そのものを手に入れることは難しくなってきましたが「備蓄米の含まれるブレンド米」であれば、楽天市場やAmazonなどのネットショップで、まだ誰でも手に入れることができます。
本記事が、備蓄米や比較的価格の安いお米の購入の一助になればと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
お米、備蓄米に関する記事を多く書いています。是非あわせてお読みください!
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東京戸張株式会社のWEB担当。2児の父。
兼業農家に生まれ、家庭菜園と米づくりの経験は20年近くとなる。
副業でミミズを育て売るという、かなり特殊な父親に育てられた。
土いじりもパソコンいじりも好き。だが、この世界で最も嫌いなものはきゅうり。












