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【建設事業部 施工事例】ロープ伏せによる落石対策

2025年4~5月に弊社建設事業部が、愛知県豊田市の県道沿い法面に、ロープ伏せ工による落石防止のための施工を行いましたので、本記事にてご紹介します。

施工の経緯、お客様の課題

施工箇所の真下には県道が通っており、石が落ちれば県道への到達は避けられない状況であったため、今回「ロープ伏せ工」による落石発生への対策を行いました。

ロープ伏せ工について

ロープ伏せ工は、「斜面に散在する浮石・転石群に対し全体的に落石を抑止(予防)」したい場合に適しています。ワイヤロープを1本ずつ縦横に張り巡らせる工法であり、立木を避けて施工することができるため、大規模な伐採を必要としません。
必要に応じて金網を併用することで、比較的小さな石にも対応可能です。

立木を避け、格子状にワイヤーを組み、岩壁面を抑える

施工内容・施工期間など

◆ 施工場所

・愛知県豊田市

◆ 施工内容

・落石予防工(ロープ伏せ工)

◆ 施工面積

・4箇所計444㎡

◆ 施工期間

・約4週間(2025年5月施工完了)

重要となる「施工中」の安全確保

ロープ伏せ工の施工箇所は不安定な石が散在していることが多く、本現場においても「施工中における下の県道に対する安全対策」が必要でした。本現場は施工箇所のすぐ下に繊維製のネットを仮設してから施工に取り掛かり、安全に施工を完了することができました。

施工前後の比較

今回の施工では四箇所、計444㎡に落石防止対策を行いました。二つの箇所における施工前後の現場写真をご紹介します。

【施工箇所①】作業前
【施工箇所①】作業後
【施工箇所②】作業前
【施工箇所②】作業後