■最終更新日:2026.2.19
【施工事例】ブルーベリー栽培|鳥害、獣害、風害を防ぐ果樹棚の設営
近年、家庭菜園から本格的な農業経営まで、ブルーベリー栽培に挑戦する人が増えています。
健康志向の高まりや直売・観光農園との相性の良さから、新規導入する生産者も少なくありません。
一方で、ブルーベリー栽培にとって大敵である「鳥獣の食害」への対策は必須であり、防衛手段である果樹棚に関するお問い合わせを多くいただきます。
本記事では、ブルーベリー栽培を支える果樹棚の施工事例とともに、果樹栽培において注意すべき要点や果樹棚の特長をまとめて行きたいと思います。

果樹棚とは?
施工事例にふれる前に、果樹棚について少しご紹介させてください。
果樹棚とは、一言でいえば「ネット(網)で覆われた果樹を守る要塞のようなもの」だと考えてください。果樹棚と呼ばずに単に「棚」と呼ばれることも多いです。
棚施工という場合、ネットをかけるための柱や鋼線などの設備を作る工事のことを指します。
要塞を築くのであれば金属や石で作ってはどうかと思うかも知れませんが、現実的にはそうはいきません。もちろん費用の問題が真っ先に頭に浮かびますが、それ以上に果樹を育てる上で「採光性」と「通気性」の二点が欠かせない要素となるからです。
■果樹育生に重要となる採光性と通気性
果樹をはじめ植物は、光合成を行うことで栄養を作り成長します。果樹の成長を促し、収量を増やすためにも、採光性は非常に重要です。
また、植物にとって通気性も欠かすことのできない要素です。通気性が悪く換気のできない環境では湿気が溜まりやすく、カビなどの細菌の繁殖が活発になり、病害のリスクが大きくなるためです。
こういったことを考えると、果樹を鳥や獣といった外敵から守るためには、日光を遮らず、適度に風を通すことのできるネットが最適になります。果樹棚は、このネットを効率的に取りつけるための施設だと考えると分かりやすいと思います。
施工事例紹介
それでは果樹棚の具体的な施工事例をひとつ取上げ、ご紹介したいと思います。
本施工はブルーベリー栽培に適した果樹棚の代表例です。
■果樹棚の仕様
・栽培品目:ブルーベリー(ブルーベリーポット)
・施工面積:8m×13m
・上面:防鳥網により鳥害を対策
・側面:防風網、亀甲金網による獣害・風害を対策
・地面:防草シートを敷設

上面、側面、そして地面と設置する資材を変えることで、それぞれに別々の役割を持たすことができるため、複数の災害への対策が可能です。(後述となります。)
施工面積について今回は100㎡程度の大きさですが、圃場に合わせ、より大きいもの、より小さいものへの施工ももちろん可能となっています。
またブルーベリーは特長として鉢植えで育てることができるため、一面に防草シートを敷設することで雑草や地中の虫の発生を押さえ、あわせて見た目も整えることができました。
果樹棚が防ぐ3つの災害
ここからは果樹棚を作ることによって抑制可能な、主要な3つの災害についてまとめて行きたいと思います。
1.鳥害の防止
ブルーベリーなど果樹の最大の敵はやはり「鳥」であり、果樹栽培における「鳥害への対策」は必須だと言えます。中でも、ヒヨドリやムクドリ、スズメなどが対策を行うべき主要な鳥となります。
ブルーベリーの果樹の被害が出やすいのは実のなる7~8月ですが、実は鳥は花を食べることもあり、花を食べられてしまうと受粉自体が起こらず、樹木が実をつけることができません。
果樹栽培にとって鳥害への対策は最重要な課題だと言えます。そのため、果樹の栽培は必ず防鳥設備とセットとして考えましょう。
2.風害の防止
果樹棚にとって必須と言えるのが四辺への防風ネットの設置、つまり「風害への対策」です。
風害対策は果樹そのものを強風から守る意味合いもありますが、棚の倒壊を防ぐためにも重要な要素です。
また風害対策に使われる防風ネットの多くは、目の細かさから、雹害や虫害などを避けるための多目的防災網として機能するパフォーマンスの高い資材として知られています。
3.獣害の防止
棚の主要な目的の3つ目は「獣害の防止」です。
タヌキやハクビシンは、ブルーベリーを食害する主要な動物であり、対策が必要です。このような獣害の対策も基本的には鳥害対策同様に、遮蔽物による物理的な遮断が最も効果的です。
今回の施工では棚周囲に亀甲金網を設置することで、動物の侵入を未然に予防しています。
果樹棚におけるその他の効果
果樹棚は、基本的には鳥獣害や強風など自然災害への対策として施工されるされることが多いですが、それ以外にも栽培において有益となる効果を持たせることができます。
そのひとつが「誘引線」の設置です。特にブドウなどの栽培において、果樹を自由に成長させると樹高が高くなってしまい、収穫が難しい、または手間となってしまうケースが少なくありません。
棚の中に格子状に誘引線(ワイヤー)を張ることで、植物のつるを線に巻き付ける形で誘引し、成長の方向や実のなる高さを意図的に調整することが可能です。
果樹棚の施工を承っています
東京戸張では、ブルーベリーをはじめ、ブドウやリンゴ栽培のための「果樹棚」や、お茶の被覆栽培に必要な遮光ネットを展張できる「茶棚」の施工を承っております。
お見積りから施工、アフターフォローまで、ワンストップでのサービス提供が可能です。
棚の設置をご検討される際は、是非下記問い合わせより東京戸張までご連絡ください。
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