【キク・カーネーション・バラ】フラワーネットで高品質な花きに!

【キク・カーネーション・バラ】フラワーネットで高品質な花きに!

【キク・カーネーション・バラ】フラワーネットで高品質な花きに!

部屋に花を生けるとその場がぱっと華やいでリラックスできますよね。花には心理的なストレスを軽減する効果があり、画像を見るだけでも有効なのだとか!
そんな観賞用の植物を「花き(かき)」といい、国内での生産額は令和4年でなんと3,684億円!畜産、野菜、米、果実に次ぐ5位で、農業総産出額の4%を占めています。また、国内流通のうち9割は国内生産の花きが流通している、自給率の高い品目なのです。そんな花きのうち、6割近い生産量の切り花で、その栽培に必須の農業資材が「フラワーネット」です。

参考:農林水産省「花きの現状について」(令和6年11月)https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/attach/pdf/index-89.pdf

そんなフラワーネットをはじめとした農業資材のネット類は、張るのに苦労しますよね。でも、コツを掴めば大丈夫!省力化の工夫もご紹介します。

フラワーネットとは

農作物の栽培に使用する「ネット」の中でも、主に花などの茎が上に向かって立ち上がる植物の倒伏防止に用いるもので、品質の高いまっすぐな茎の育成や、倒伏防止に大変効果的です。
糸はキュウリネット等よりも太く、なめらかで作物に優しいため茎や花を傷めません。また、絡まりにくく丈夫なため、大事に使えば何年か繰り返し使うことができます。

フラワーネットの種類

東京戸張のフラワーネットの編み方は格子状に編まれていて、「格子の大きさ」「糸の種類」「糸の太さ」が異なります。
マス目の数も選ぶことができるため、使う人の作業のしやすさ、栽培品目に合わせて使いやすいものを選びましょう。

■格子の大きさ
格子のマス目が10cm~25cm四方で種類があります。

■糸の種類
「単糸タイプ」
ポリエチレンの太い1本の糸でできたネットです。丈夫で水を含まず、糸にハリがあります。

「撚糸タイプ」
柔軟性のある糸を撚ってできたネットです。丈夫でやわらかいです。

■糸の太さ
単糸タイプで4500d(デニール)/7000dの2種類、撚糸タイプが400dの1種類です。

倒伏防止対策が必要な植物

花きの中でも切り花は、花の美しさのほか、1本ずつの茎がまっすぐ伸びていることが大事とされています。キクやカーネーション、ユリ、リンドウ、トルコキキョウなどが代表的です。野菜ではアスパラ、長ネギもまっすぐ伸びているものが品質が良いとされています。
また、育成時にトウモロコシ、ピーマン、ナス、トウガラシも、幹をまっすぐ立てることで世話がしやすくなります。

フラワーネットの設置方法

【準備するもの】
・フラワーネット
・支柱
※必要な高さ+15~30cm(地中に埋めるぶん)の長さ
・紐(専用バンド)

支柱は植物の長さに合ったものを選びましょう。また、強度が強く経年劣化が少ない素材のものがおすすめです。

【手順① フラワーネットを広げる】
設置する畝に、フラワーネットを広げます。
※支柱を先に設置してしまうと、ネットを支柱の上から突き通す手間がかかります。短い支柱を使用する場合は問題ありません。

【手順② 支柱を立てる】
畝の両端から2本ずつ、2m感覚で支柱を立てていきます。
このとき、ネットがしっかり貼るように少し引っ張りながら網目に支柱を立てていきましょう。土に差し込む深さは15~30cm程度刺さっていると、強風時にも倒れにくいです。

【手順③ フラワーネットを張る】
草丈が低いうちはネットの高さを下げておき、作物の成長に合わせて引き上げて使用します。
※ネットが途中で緩まないように、適宜紐で結んでください。

さらに詳しい設置方法は、東京戸張公式YouTube「プロが教える!フラワーネットの張り方_東京戸張」をご覧ください!
https://www.youtube.com/@tokyotobari-1

省力化にひと工夫!

ネットを張った後も、作物の成長に合わせた高さ調整をたわみなく整えるのは手間がかかります。2種のパーツを作成することで、作業時間が短縮されてメンテナンスがしやすくなります。以下は農研機構「切り花栽培におけるフラワーネット張りの省力化技術」を参考にしたものです。

■パーツ① 留め具
【材料】
・木材(厚さ2cm程度)
・パッカー(ビニールハウスで単管にフィルムを留める部材)

支柱の太さに合わせて選定したパッカーを木材の両端に留め、木材にはフラワーネットの網目に合わせて切れ込みを入れて使用します。作物の成長に合わせて高さを上げる際は、留め具をハンマー等で下からたたいて上げられるので便利ですよ!

■パーツ② 引っ掛け具
【材料】
・針金

下の図のように針金を曲げたフックを作り、たわまないように支柱とネットの縦糸を留めることができます。
※専用のバンドや紐に比べて、柔軟性がないため強風時にはネットを傷めてしまう可能性があります。特に単糸の場合注意しましょう。

参考:農研機構「切り花栽培におけるフラワーネット張りの省力化技術」
https://www.naro.affrc.go.jp/org/tarc/seika/jyouhou/H13/yasai/H13yasai030.html

ネットのことならお任せください!

色々な情報があっっても、どんなネットを選んだらよいのか、サイズに調整は効くのか?わからないことも多いかと思います。そんな時は、ネットのプロ!東京戸張までお気軽にご相談くださいね。

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