苗植えの負担を軽減する特許技術搭載!スピード苗トレー
畑一面に作物の苗を植える作業はなかなかに過酷と言える作業です。苗を持ち運び、畑に植えるにはそれなりの時間と労力が必要となります。土のついた重い苗ポットを複数持ち、地面に植えるための屈伸運動を、苗を植えるたび繰り返さなければならないからです。
できるのであれば苗植え作業は、省力化・効率化して行いたいところ…
実はこの苗植えの負担を大きく軽減できるマル秘アイテムがあるんです!本記事では、作物の苗植えに非常に便利な「スピード苗トレー」をご紹介します。

その名は「スピード苗トレー」
苗植えの負担を軽減し効率化する農器具は「スピード苗トレー」という製品です。
農具メーカーであるKSFARMにより開発された製品で、簡単に言ってしまうと「肩にかけたトレーに苗ポットを置くだけ」の製品ですが、その名の通り苗植えをスピードアップするための様々な仕掛けが施されています。

■スピード苗トレーの規格
製品の詳細の前に、スピード苗トレーの規格についてご紹介したいと思います。
スピード苗トレーは、トレーに接続されたひもを肩にかけ、前掛けのように使用するタイプの製品です。肩ひもは長さ調節ができ、体型に合わせて調整が可能です。
【スピード苗トレーの規格】
幅:607mm
奥行:320mm
縁の高さ:30mm
重量:970g
材質:PP
耐重:約3kg
スピード苗トレーの特長
それではスピード苗トレーの魅力についてご紹介したいと思います。
スピード苗トレーは後述する特許技術により、苗ポッドを乗せ肩にかけた際に驚きの安定感を発揮します。この優れたバランス調整により、苗植え作業を容易にするいくつものメリットを生み出しています。
■両手があき、自由に使える
スピード苗トレーの最大の長所は、苗を大量に所持した状態でも両手が使える点です。
スピード苗トレーは苗を乗せても抜群の安定感を誇り、手で支える必要がありません。これにより、両手を苗を植えることに専念させることができるのです。
そのため「一人でも手軽に苗の植え付けができる!」が、スピード苗トレーのキャッチコピーとなっています。
■肩にかけたまま姿勢を変えることができる
スピード苗トレーの二つ目の長所は、トレーを肩にかけたまま自由に姿勢を変えられることです。もちろん手を離したまま歩行することも可能です。
基本的には体の前で使いますが、邪魔であれば背中側に回すこともできます。この時、トレーは水平に近い角度に保たれており、載せられた苗ポットが落ちない仕組みとなっています。
■体にかかる負荷を軽減
苗ポットは土がついた状態ということもあり、それなりの重量があります。
スピード苗トレーに使われている肩ひもは、装着時に三角錐をつくる設計となっており、この構造が苗ポットの重量により体にかかる負担を軽減します。この肩ひもの構造がこそ、スピード苗トレーに使われている特許技術の正体です。

■排水にも細心の配慮
スピード苗トレーは、荷重を分散させる以外にも、非常に細かい配慮がされています。
そのひとつがトレーの排水に関する設計です。苗植えの作業をしていると、苗ポットにかけた水がトレーから溢れ、作業着が濡れてしまうケースは少なくないと思います。
スピード苗トレーは、体に接する部分の反対側に排水穴が開いています。この部分からトレー上の水が排水されることで、衣服を濡らすことなく水をトレーから落とすことができます。
【特許技術】重さを分散しトレーを安定させる
スピード苗トレーには、三角錐型の3本の肩ひもがついています。
この肩ひもこそがスピード苗トレーの機能の要であり、特許を取得した技術です。(特許第7146220)
3本の肩ひもはトレーにかかる重量を均等に分散させ疲労を軽減させるとともに、あらゆる体勢でトレーのバランスを安定させます。トレーのバランスが安定するため、屈んだ際や前方に障害物がある場合など、トレーを背中側に回すことができ、姿勢による制限を受けません。
面積が大きく平らなものに対しその中心(重心)を持つと簡単に持つことができてしまったり、非常に重いものでもリュックで背負うと急に軽く感じられた経験があると思います。スピード苗トレーはこの応用で、トレーの重心を的確にとらえたまま肩にかける構造をしており、苗ポットの重量による体への負担を軽減する仕組みとなっています。

愛用者様の声!剪定作業時の小物置きにも
スピード苗トレーを愛用されるお客様の中には、苗植え作業以外にもスピード苗トレーを活用されている方がいらっしゃいます。お客様よりいただいたスピード苗トレーの意外な使い方をご紹介したいと思います。
※メーカー公式の使い方ではない点につきまして、ご了承ください。
■作業時の小物置きとして
お客様のスピード苗トレーの使い方のアイデアとは、スピード苗トレーを「小物置きとして利用する」ことです。主に樹木の剪定時のハサミなどの道具を置くのに使用しているとのこと。
スピード苗トレーの持つ、高い安定性を利用したアイデアだと言えます。
実際に弊社スタッフが、お客様のアイデアをもとに実践してみました。
スピード苗トレーは後ろに回し屈んでもトレーが水平に近い角度を保つため、ハサミやカッター、農業ロープなどを置いてもが落ちず作業ができます。さらに万全を期すのであれば、トレーの中に滑り止めのシートを敷くとことで、さらに安定してトレー内の小物が滑ったり、落下したりすることを防ぐことができそうです。
また注意点ですが、耐重性能は約3kgほどとなっています。

新聞でも紹介された便利アイテム
スピード苗トレーはその高い利便性から愛用者も多く、新聞でも取り上げられています。
本製品と同じくKSFARMの開発した「ハンドプランターSP」という製品と組み合わせて使うことで、座ったりしゃがんだりすることなく、一人でも手軽に苗の植え付けができる専用トレーとして紹介されています。

ハンドプランターSPと併用でさらに便利に
「ハンドプランターSP」は、立ったまま腰を屈めずに苗植えができる非常に便利な農器具です。
ハンドプランターSPは、腰の高さほどある筒の先端に、クチバシ状のシャベルがついたような構造をしています。このシャベルを地面に刺し、器具の上部の投入口から苗を落とすことで、立ったまま苗の植え付けを完了させることができます。
ハンドプランターもスピード苗トレーもそれぞれ独立して使用することができますが、一緒に使うことで苗植えの効率を大幅に上げ、体にかかる負担を極力軽減できる製品として設計されています。

ハンドプランターSPの詳細については以下の記事に詳しい内容をまとめていますので、併せてお読みいただければと思います。
いかがでしたでしょうか?スピード苗トレーは、苗植えの作業を効率化させる非常にオススメの製品で、既に多くの方にご愛用頂いております。
本記事を読んでスピード苗トレー、あるいはハンドプランターSPに興味を持たれた方は、下記の問い合わせ先より最寄りの営業所、もしくはWEBフォームよりご連絡ください。
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