愛着も5倍以上?ガンダムの名称の由来となった花、育生者続出!|スターダストメモリー

愛着も5倍以上?ガンダムの名称の由来となった花、育生者続出!|スターダストメモリー

愛着も5倍以上?ガンダムの名称の由来となった花、育生者続出!|スターダストメモリー

皆さんは「もし花を育てるとなった場合」どのような理由で育てる花を選ぶでしょうか?
「見た目が好き」や「花言葉が気に入った」といった理由が大多数かも知れません。また、自分の誕生花であると言う理由も少なくないでしょう。一方で最近ではアニメやゲーム・小説などに登場するキャラクターのモチーフとなっている花を育てる、というケースを近年よく耳にします。
そういった花を育てると、やはり思い入れも違ってくるのではないでしょうか?

…などという言い訳は一旦置いておいて、テレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』やスマホアプリ『Gジェネレーション エターナル』など、ガンダムに関する話題が相次ぎ燃え上がっています。そう、燃・え・上・が・っています。
もう誰彼かまわず、趣味全振りで語りたいところではあるのですが、とは言え本サイトは農業系メディアであり、法人運営であり、会社の目もそこそこあり…
まぁ花と関係あればぎりぎり許されるかな?ということで「ガンダム×花」の話をご紹介したいと思います。
(※弊社は花を上手に育てるための「フラワーネット」という商品を取り扱っています!)

すごい!5倍以上のエネルギーゲインと、花への愛着が!

ガンダム×花と言えば『スターダストメモリー』

ガンダムで「花」といえばピンとくる方も多いのではないでしょうか?
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の中で、主人公達が搭乗し戦いを繰り広げるガンダムには、コードネームとして花の名前が使わています。
(内容としては花のイメージが全くないくらい暑っ苦しく、ドロドロとした作品ですが…)

この作品に登場するガンダムタイプのモビルスーツの正式名称は「ガンダム試作1号機」「ガンダム試作2号機」以下4号機まで…洒落っ気も何もあったものではありません。
しかし、さすがはアナハイム・エレクトロニクス。コードネームを花の名称することで、文字通り作品に花を添えています。それでは各ガンダムの愛称となった花について紹介して行きたいと思います。
※ざっくり解説:アナハイム・エレクトロニクス=ガンダムを作ってる会社です。

ゼフィランサス(試作1号機:GP01)

主人公であるコウ・ウラキが搭乗するガンダム試作1号機には「ゼフィランサス(Zephyranthes)」という愛称がつけられています。
ゼフィランサスは、草丈10~30cmほどのヒガンバナ科に属する球根植物で、6枚の細長い花弁を放射状に広げる美しい花です。雨が降った後に、急に花を咲かせることから「レインリリー」という別名を持ちます。
暑さや乾燥に強い丈夫な植物であるため、ガーデニングでは手間が少なく育てやすい花として人気を博す一方で、道端で見かけることも少なくありません。

「オムツ持参でお供します!」

■ゼフィランサスの花言葉

ゼフィランサスの花言葉は「汚れなき愛」です。純白の美しい花であるためゼフィランサスにふさわしいと思える花言葉です。ただ本作を見た後だと「汚れなき????」となってしまうかも知れません…

■毒性に注意

ゼフィランサスは毒性物質「リコリン」を含む有毒植物であり、鱗茎には特に高濃度の毒を有します。葉の形状が似ているニラなどと間違えて食べ、中毒を起こした例が報告されています。

サイサリス(試作1号機:GP02)

アナベル・ガトーにより強奪された試作2号機の愛称となる「サイサリス(Physalis)」は、ホオズキ(鬼灯)の学名です。提灯のような橙色の萼が実を包む姿が良く知れています。
その特徴的な見た目から、ドライフラワーなど観賞用に用いられ、愛好家も非常に多い植物です。
食用には向かず、特に妊娠中は子宮収縮による流産を誘発することがあるため、一層の注意が必要です。

「ソロモンよ、私は帰ってきた!」

■サイサリスの花言葉

サイサリス(ホオズキ)の花言葉は「偽り」「誤魔化し」です。これはホオズキの実を包む袋状の愕が、内包する実に比べあまりに大きいことから「大きさを偽っているから」とされる説が有力です。

デンドロビウム(試作3号機:GP03)

全長140mという圧倒的なサイズ、火力と推力からオーバーテクノロジーとの呼び声も高い試作3号機のコードネームは「デンドロビウム(dendrobium)」です。
デンドロビウムはラン科に属する花で、草丈は20~50cm程度のものが一般的です。世界中に分布し、その原種は1000種類以上もあると言われています。色や形も多岐にわたるため、鉢で育てる愛好家も非常に多いです。
一番イメージしやすいのは、ハワイなど南国のお土産になっている首飾りの「レイ」でしょうか。デンドロビウムはレイの素材として多く使われています。

「お前はいったい、どっちの味方だ⁉」

■デンドロビウムの花言葉

デンドロビウムの花言葉としておそらく最も有名なのが「わがままな美人」です。『スターダストメモリー』を見た方ならば、わがままな美人…なるほどと思うのではないでしょうか?
またデンドロビウムは花の色ごとに多くの花言葉を持ちます。赤色であれば「強烈な愛の願望」、紫には「愛と美」、黄色には「友達」や「愛の暖かさ」などの意味があります。

■ステイメンは「雄しべ」オーキスは「ランの花」

試作3号機デンドロビウムは、ガンダムが巨大なアームドベースを装着した姿ですが、デンドロビウムの管制を司るモビルスーツ部のステイメンは英語で「雄しべ」という意味の英単語、アームドベースであるオーキスは「ランの花」を意味しています。

ガーベラ(試作4号機:GP04)

ガンダム試作4号機の愛称は「ガーベラ(gerbera)」です。
4号機なんて登場したっけ?と思う方もいるかもしれませんが、試作4号機はなんとジオン側に納品されたガンダムで、ジオンに納品されたことにより外装が大きく変更されました。
作中ではシーマ・ガラハウが搭乗し「ガーベラ・テトラ」という名称で暗躍することとなります。

ガーベラは南アフリカ原産のキク科の多年草です。5~10cm程度の可憐な花を咲かせ、花束やフラワーアレンジメントなどに使われることも多く、その鮮やかな色彩を目にする機会は少なくないのではないでしょうか。

「あたしは故あれば寝返るのさ!」

■ガーベラの花言葉

ガーベラも花弁の色により多くの花言葉を持つ花ですが、全体として「希望」や「前進」「前向き」などの意味を持ちます。シーマ・ガラハウのことは一旦忘れてください…

Ex.ブロッサム(試作0号機)

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の作中には登場しませんが、ガンダム開発計画では試作1号機以前に作られた「試作0号機」が存在します。
星の屑の外伝・前日譚ともされる『機動戦士ガンダム ファントム・ブレッド』に登場し、月面でのテロ事件鎮圧の際に投入されています。

試作0号機の愛称である「ブロッサム(blossom)」は「花」をそのまま意味する英単語で、特に桜の花は「チェリーブロッサム(cherry-blossom)」と呼ばれています。

その他の作品にも!世界最大の巨大花!

ガンダム界で「花」といって外せないのが『機動戦士ガンダムF91』に登場するラスボス「ラフレシア」です。ラフレシアは、マレーシアやインドネシアに生息し、大きいものは直径1.5メートル以上となる「世界最大の花」として知られます。
国民的ゲームポケットモンスターシリーズにも同名のポケモンが登場するため、名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
強烈な悪臭を放ち、その匂いは「動物の死骸が腐った匂い」とも「肥溜めの匂い」と言われ、受粉に必要なハエを引き寄せるためだと考えられています。花を咲かせるのに2年かかりますが3日程度で枯れてしまうことから目にすることが難しく、「幻の花」とも呼ばれています。

劇中では無数のツタのような触手で主人公たちを苦しめましたが、実際には、根、茎、葉のいずれも持たない寄生植物です。光合成ではなく、宿主となるブドウ科植物から養分を吸い取ることで生息しています。

念のためですが弊社のフラワーネットで育てることはできません…

花以外にも。様々な業界から引用されている!

筆者は一時期アニメ業界で働いていましたが「機動新世紀ガンダムX」に登場する「ドートレス」「ドータップ」「ドーシート」の名前の由来を意図せず知ってしまった時には、そのネーミングのやっつけぶりに思わず笑ってしまいました。

・ドートレス(同トレス):下の絵をそのまま写して描くこと。震えなどの表現に。
・ドータップ(同タップ):同じ位置でタップ(留め具)を固定し描くこと。
・ドーシート(同シート):同じタイムシートを使うこと。簡単に言うと同じシーンの使いまわし。

タップと呼ばれる留め具を使い、下の絵を透かしながら次の動きを作画します。

いかがでしたでしょう?
こういった話を知って作品を見ると、また違った面白さがあると思いますし、こういった話を知って野花を眺めると、また別の印象を持つかもしれません。
余談も余談ですが、筆者が一番好きなガンダムである「NT-1」の愛称である「アレックス(ALEX)」は「装甲積層試験 (Armor Layered EXamination)」を略したものとなっています。

ガンダムに限らず、様々な作品において別の何かを出典とし命名されるケースがあります。
例えば『コードギアス』に登場する「ランスロット」や「ガヴェイン」は、共に『アーサー王伝説』に登場する円卓の騎士、『エヴァンゲリオン』に登場する「サキエル」や「ラミエル」などの使徒は、聖書偽典に登場する天使の名前が元ネタとなっています。
「ランスロット」はアーサー王の王妃と不倫、国を追われアーサー王と戦争をしているなど、原典を知ると、より一層作中の人間関係などが面白く感じられるのではないでしょうか。

筆者がこのブログを書いている現在、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』で緑のおじさんことシャリア・ブルが、キケロガを駆り大暴れしています。
だって折角時間を作って見るんです。一人感傷に浸るもよし。考察動画を見るもよし。思い思いの方法で作品を楽しみつくしましょう!

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