【5芯の高強度】強力ハウスバンド「シンエース」が強風からハウスを守る!
主にビニールハウスのフィルムのバタつきを防ぐ目的で使用されるハウスバンドですが、多数のメーカーから多くの種類が販売されています。ハウスバンドは、構造が単純な平らな帯状のバンドであるだけに比較が難しい資材であると思います。
その中でも東京戸張が製造・販売する「シンエース」は強力糸を束ね作られた最大5芯の高強度を持ち、国内製造で品質も確かな強力ハウスバンドです。

ハウスバンドの役割と使い方
■ハウスバンドとは?
農業資材のひとつ「ハウスバンド」は、主にビニールハウスの表面を被覆しているビニールフィルムを、強風などでバタつかないよう固定することを目的とした帯状の長い紐の資材です。
しっかりと固定されていないビニールフィルムは、強風であおられ、めくれあがったり破れたりしてしまいます。このフィルムのバタつきを押さえるのがハウスバンドの役割で一言でいえば「風害の備え」として使われる資材になります。別名で「抑え紐」などという呼ばれ方をされることあります。
■ハウスバンドの使い方
ハウスバンドは、ハウスのフィルムを押さえつけるように使います。とてもシンプルで、一定間隔でハウスの上部を通し、左右を結ぶようにバンドを張っていきます。しっかりとフィルムを押さえるように、緩めずきつく張りましょう。張り方が緩いとフィルムがバタつくスペースとなってしまいます。

その他にも、園芸ネットの耳糸に通す張り糸としても使用できます。平たい帯状の構造のため十字キャップなどに通すことは難しいですが、例えばアーチパイプの足元を結ぶには、強度も高く最適な資材と言えます。
高強度ハウスバンド「シンエース」
■シンエースとは?
「シンエース」は東京戸張が開発した高強度の特製ハウスバンドです。高品質の樹脂を使用した滑らかな表面と使い勝手の良さが魅力の製品で、最大の特長は何といっても強度へのこだわりです。
後述する強力糸を束ねた「芯」を埋め込むことで、強風地帯でも十分なパフォーマンスを発揮できるだけの非常に高い強度を確保しています。
■シンエースの特長
シンエースは、他のハウスバンドと比較し以下のような特長を持っています。
【シンエースの特長】
・芯をバンド内に埋め込むことで、非常に高い強度をもつ
・滑らかな表面をしており、人肌や植物を傷めない
・高い強度を保ちながら、バンドとして柔らかく使い勝手がよい
・作物の誘引紐や、雑誌・新聞などの結束紐としても使用可能
最大5芯!強度の秘密
シンエースは高強度を誇るハウスバンドですが、様々な方法で強度を高めています。シンエースの強度の秘密を3つ紹介して行きたいと思います。
■強度の秘密1:最大5芯のがバンド中に埋め込まれている
シンエースは、バンド中に2~5本の芯を埋める方法で作られています。規格により芯の数は異なりますが、最大で5本の芯を1本のバンド内に埋め込むことで高い強度を生み出しています。
5つの芯とそれをつなぐ合成樹脂の特製バンドを引きちぎるのは、そう容易ではありません。

■強度の秘密2:芯に強力糸を撚った特製集合糸を使用
シンエースの強度の秘密の二つ目は、その芯に使われる素材です。芯が弱ければ話にならないため、当然芯の素材もこだわり抜いています。
シンエースの芯には独自の強力糸を使用。それも1本ではなく何本もの糸を撚り合わせ、一つの芯を作り上げています。上の画像の断面写真もよく見ると、1つの芯が1本の糸ではないことが分かると思います。
針金や他の金属のような硬質素材を使用せず強度を生み出すことで、バンドとしての柔軟さや使い勝手を確保しています。


■強度の秘密3:高品質樹脂を使用
シンエースの強度の3つ目の秘密は、使用する合成樹脂にあります。合成樹脂は芯を囲むバンドの黒色部分の原料であり、シンエースの主原料と言える素材です。どんなに芯が強くても、主要部が強度を保てなければ意味がありません。
厳選した高品質の樹脂を使用することでバンド自体の強度を高めるとともに、滑らかで肌触り良く、扱いやすいハウスバンドを実現しています。

シンエースの製品規格
シンエースの規格は埋め込まれる芯の数ごとに、大きく2芯、3芯、5芯の3種類に分かれます。
2芯のものをSタイプ、3芯・5芯のものをHタイプとし、SタイプとHタイプでは芯に使用している糸の強度が異なります。
3芯、5芯のHタイプでは強力糸の強度をさらに高めた「高強力糸」を使用し、バンドの強さを「増し増し」にしています。
【2芯】:Hタイプ
主にトンネルハウスの押さえに適し、作物の誘引紐としても使える多目的ハウスバンド
【3芯・5芯】:Sタイプ
高強力糸を使用し強風地域も想定した高強度ハウスバンド

ex.ハウスを押さえるのに網(ネット)という選択肢も!
既にハウスバンドは所持していて、それ以外の対策を検討されているという方もいらっしゃるかもしれません。そんな方には「ハウス押さえネット」をおすすめです。ハウスバンドが「線」でビニールフィルムを押さえるのに対し、ハウス押さえネットは被覆したネットが「面」でフィルムを押さえます。
ハウス押さえネットは、ユーザー様よりいただいた多くのリクエストより改良を重ね、現在では「ハウス押さえネットNEO」として進化し、主に台風の直撃の多い九州地方で活躍しています。

ハウス押さえネットは、以下の記事で詳細な紹介をしておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ハウスバンド、ハウス押さえネット、その他強風対策に関するご質問・ご要望などは、下記の問合せ先よりご連絡ください。
【関連記事】:【ハウスの強風・台風対策】フィルムを面で守るハウス押さえネット!
https://tokyotobari.co.jp/tobari-net/2025/02/18/post-1151/
お問い合わせ・お見積り
◆ お電話からのお問い合わせ
【東京戸張 農産事業部】
・仙台営業所:022-261-0991
・東京営業所:03-5405-1081
・愛知営業所:0533-68-7155
・岡山営業所:086-244-3112
・福岡営業所:092-722-2770
・鹿児島営業所:099-210-0974
※最寄りの営業所へお問合せください。
◆ メールでのお問い合わせ