【初心者向け!】防鳥ネットの張り方はカーテンのイメージ!
東京戸張では、防鳥ネットをはじめ、きゅうりネット、フラワーネットといった農業・園芸用のネット資材を数多く取り扱っておりますが「網の張り方がわからない」というお問い合せが多く寄せられます。また、インターネット経由でも「網 張り方」や「防鳥ネット 張り方」のような検索が多く、特にはじめて農業ネットを展張する方にとって、ひとつのハードルだと考えられてるのかも知れません。
今回は是非そういった、はじめての方にこそ是非知っていただきたい「ネットの張り方」について、できるだけイメージしやすいよう、動画などを交えながらご紹介したいと思います。

防鳥ネットの張り方は難しい??
いきなり結論ですがネットを張るのは「難しくありません」。ネットを張るのが難しくないと断言できる理由は、防鳥ネットが「張り方がわからない!」というお客様のご意見をもとに、半世紀以上も商品改良を重ね、現構造にたどりついているからです。わかりやすく、もっとわかりやすくを繰り返し防鳥ネットは現在の形になりました。そのため「難しくない」と自信をもってお伝え出来ます。

とはいえ、「時間がかかる?」という質問には「はい」と答えざるを得ない部分があります。ただこれには、展張する面積の問題が大きいと思います。畑や農場などの広い面積全面にネットを張るとなると、やはりそれなりに時間はかかってしまうのは仕方ないのかと思います。
ネットの展張はカーテンの開閉のようなもの!
突然ですがカーテンの開け閉めをしたことはあるでしょうか??私はとりあえず一日平均1回以上はしている、と自負しております。カーテンは本当に素晴らしい家具です。ただ端を掴み横に引くだけで「誰でも簡単に等しく開閉できる高い機能性」はTHE 文明の力とさえいえ、デザインをかえれば部屋の雰囲気を一気にかえることのできる最高のインテリアだと思います。

現時点で防鳥ネットの張り方が分からないという方は、とにかくこのカーテンの開閉をイメージしてください!防鳥ネットを張るのはカーテンを閉めるのと全く同じ、そう考えると一気に「簡単」とはまでは言えなくとも「できそう!」だと感じられてきませんか?
【事前準備】ネットを張るために必要なもの
防鳥ネットを張る際、ネット以外に必要なものが2つあります。ネットをはるのは難しくありませんが、必要な道具が揃わないことには決して張ることができません。必ずチェックして揃えていきましょう。
必要なものの一つ目は「支柱」、二つ目は「張り糸」です。必ず事前に絶対にご準備ください。
必要なもの支柱①:支柱
必要なもの一つ目は「支柱」です。大規模農園でなければ、ホームセンターなどで購入できる、よく見る緑色の園芸用支柱でOKです。長さによりますが、210cmのもので1本2~300円で買えると思います。場所や素材によってはもっと安いかも知れません。このとき先端が十字になっているものを選ぶと良いですが、別に「支柱用十字キャップ」というものも販売されています。


必要なもの支柱②:張り糸(張りロープ)
必要なものの二つ目は「張り糸」です。防鳥ネットをかけるため、各支柱をつなぐ紐のことで、カーテンレールのような役割をこなします。ある程度細く頑丈であれば何でも良いのですが、「張りロープ」「ネット用張りロープ」という名前で多く取扱われています。安いものであれば55mで500円程度の価格となり、こちらもホームセンターなどで購入することができます。「紐」でなく「ワイヤー(金属線)」でももちろんOKです。
また支柱と全てがセットになってようなものもAmazonや楽天市場などで販売されています。

防鳥ネットを張り方!
ようやく本題に入りますが、東京戸張の防鳥ネットの張り方はたった4ステップです。とにかくカーテンを作る!のイメージです。
1.支柱を立てる
2.耳糸に張り糸を通す
3.支柱に張り糸を結ぶ(耳糸が通っている状態)
4.ネットを広げる
1.支柱を立てる
まずは防鳥ネットを張る圃場のまわりに支柱を立てていきます。まず四隅に支柱を立て、その半分の地点、そのまた半分の地点というように等間隔に支柱を立てましょう。支柱が安定するようしっかりと地面に差していきます。このとき、まだ支柱に張り糸を結ばないようにしてください。

2.耳糸に張り糸を通す
次に「耳糸」に張り糸を通します。防鳥ネットを取り出すと、端っこに「耳糸」とよばれる、網の輪が束になっています。耳糸はわかりやすく糸の色が違う上、ここですと言わんばかりに紐で括られています。この耳糸の束に張り糸を通すことで、張り糸がカーテンレール、耳糸がランナー(カーテンレールについてるローラー)の役割をこなします。天張(側面ではなく天井にネットを張る)場合は、両サイドの耳糸に張り糸を通しましょう。


3.支柱に張り糸を結ぶ(耳糸が通っている状態)
先程耳糸に通した張り糸を、今度は支柱へと結びます。2本の支柱へ張り糸がくくられた時、張り糸がカーテンレールに、防鳥ネットがカーテンになっているイメージです。窓際でタッセルに括られたカーテンをイメージしてみてください。
なんとここまでの3ステップで、ほぼ作業は完了。あとはカーテンを開くだけです!

4.ネットを開く(これで完成!)
さぁネットを開く時が来ました。張り糸をレールにして、カーテンを開閉するかのように軽やかにネットを開いてください!(注:カーテンレールのように滑車がついておらず摩擦が大きいため、軽やかであることは保証できません)
これでネット張りは完了です。ダメ押しでネットの網目と支柱を別のヒモなどで結んで強度を高めておきましょう。

動画で解説!防鳥ネットの張り方!
より詳細に防鳥ネットの張り方を解説しているのがこちらの動画!設営手順もより細かくパート分けされており、間違えやすい注意点も解説しております。耳糸ってどこのこと?どうやって張り糸を通すの?といった言葉ではわかりにくい部分も映像で解説しており、非常に分かりやすいと思います。是非ご視聴いただき、感想などいただけますと大変励みになります!
高所作業となる場合は注意が必要!
本記事の冒頭、ネットを張るのは難しくないと書きましたが、高所作業となる場合は特に注意が必要です。背伸びをして手の届く高さであれば問題ないとは思いますが、背の高い果樹などを守るためにネットを張る場合、脚立が必要など高所作業となるケースが多くあります。
もちろん、ただ立っているだけでも低所より高所の方が危険であることは当たり前のことなのですが、作業される際は落下のないよう細心の注意を払っていただければと思います。

弊社では防鳥網や防風網、遮光ネットなど、各農業資材の設置・張替のサービスも行っております。上記のような高所作業となる場合や、やっぱり展張手順が分からなくて不安、といった場合はご遠慮なく下記連絡先よりお問い合わせいただければと思います。
その他ご不明点や、ネットの展張でご不安に感じることは何でもお問い合わせください!
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